今回はUbuntu 20.04にDeepLabCutをインストールしていきます。
基本的には、公式のガイドラインに従って進めますが、修正が必要な部分があります。
時間を無駄にしたいように、ぜひ最後までお読みください!
前提条件
Ubuntu 20.04 LTSを前提に、OSをインストールした直後の環境で作業します。
- Ubuntu 20.04 LTS
- Python 3.8.10
Anaconda3のインストール
まずは、Anaconda3をUbuntuにインストールします。
※ DeepLabCut公式は、anaconda経由でのインストールを推薦しています。
下記のリンクから、ご自身のOS環境に合うインストーラーをダウンロードして、実行します。
参考 Anaconda | Individual Editionanaconda.com今回の場合は、ほとんどの人は64bit環境のもので大丈夫かと思います。

インストーラーの実行は、ダウンロードしたファイルをダブルクリックするだけです。
DeepLabCutのインストール
Anacondaを入れることができたら、アプリ一覧から「Terminal」を起動します。
以降は、Terminalでコマンド入力し作業を進めます。
まずはDeepLabCutのビルドに必要なソフトウェアをインストールします。
$ sudo apt install -y git build-essential libgstreamer-plugins-base1.0-dev libgtk-3-dev libpulse-dev
次にDeepLabCutをGitHubからダウンロードします。
今回ダウンロードしたソースコードは、Downloads
ディレクトリ直下に配置しています。
$ cd ~/Downloads
$ git clone https://github.com/DeepLabCut/DeepLabCut.git
DeepLabCutがダウンロードできたら、早速Anacondaを使って、conda環境を作成します。
環境構築のためのyamlファイルは、conda-environments
ディレクトリに格納されています。
$ cd ~/Downloads/DeepLabCut/conda-environments
$ conda create env -f DEEPLABCUT.yaml
無事に終われば、DEEPLABCUT
という名前で仮想環境が作成されます。
早速、作成した環境に切り替えてみます(切り替えれば、コマンド入力の前に(DEEPLABCUT)
が表示されます)。
$ conda activate DEEPLABCUT
(DEEPLABCUT)$
必ず以下のコマンドを実行してください!
デフォルトでインストールされているwxPython(PythonでGUIアプリを作成するライブラリ)は、バージョンが古いため、Ubuntu 20.04では動きません。
そこで、以下のコマンドでwxPythonのバージョンをアップグレードします。
(DEEPLABCUT)$ pip install --upgrade wxPython
これでインストール完了です!
DeepLabCut起動
それでは、早速DeepLabCutのGUIアプリを起動してみましょう。
最初の起動時は、数分時間がかかります。
(DEEPLABCUT)$ python -m deeplabcut
起動が成功すると以下のような画面が表示されます!

お疲れ様でした!
それでは良いDLCライフを!