今回はAWSのEC2インスタンスに、Ubuntuをインストールして、GUIで操作できるようにします。
EC2インスタンス準備
EC2インスタンスの起動方法は、以下の動画を参考にしてください。
長い動画ですが、EC2インスタンスを起動して、SSH接続するところまでで大丈夫です。
イメージ選択のところで、Ubuntu16.04以上を選ぶようにしてください。
Ubuntuの環境準備
Ubuntu公式が方法を紹介しているので、それに沿って作業を進めます。
まずは必要なソフトウェアをインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt install ubuntu-desktop
$ sudo apt install tightvncserver
$ sudo apt install gnome-panel gnome-settings-daemon metacity nautilus gnome-terminal
VNCサーバーを起動します。
$ vncserver :1
VNCを一度起動すると、設定ファイルが作成されるので、vimで以下のように編集します。
$ vim ~/.vnc/xstartup
#!/bin/sh
export XKL_XMODMAP_DISABLE=1
unset SESSION_MANAGER
unset DBUS_SESSION_BUS_ADDRESS
[ -x /etc/vnc/xstartup ] && exec /etc/vnc/xstartup
[ -r $HOME/.Xresources ] && xrdb $HOME/.Xresources
xsetroot -solid grey
vncconfig -iconic &
gnome-panel &
gnome-settings-daemon &
metacity &
nautilus &
gnome-terminal &
設定が完了したら、VNCサーバーを再起動します。
$ vncserver -kill :1
$ vncserver :1
MacからUbuntuインスタンスに接続
Macからは、SSHポートフォワーディングとFinderを利用して接続します。
ポートフォワーディングを有効にするオプションを付けて、ssh接続をやり直します。
$ ssh -L 5901:localhost:5901 -i [pem鍵のパス] ec2-user@[EC2インスタンスのIPアドレス]
MacのFinderで「移動→サーバへ接続」をクリックして、vnc://[EC2インスタンスのIPアドレス]
というようにして接続を行います。
以下のような画面が表示されれば、成功です!
まとめ
AWSなどでサクッとGUI環境が構築できれば、手元のPCでは重いような処理も簡単に試すことができるので、色々と幅が広がりそうです。
今後は、DeepLabCutの環境を構築しようかと考えています。