これから機械学習エンジニアになりたい
- 機械学習エンジニアに必要なスキルとは何だろうか
- 機械学習エンジニアになるために何を勉強すれば良いか知りたい
- こんなふうに考えている方はいませんか?
近年、機械学習エンジニアの需要が高まってきています。
なぜなら、機械学習分野の応用例であるビッグデータを用いたマーケティングなどが急速に発達してきたためです。
その中で、これから機械学習エンジニアになるために必要なスキルを知りたい、と考える方は多いと思います。
本記事では、IT業界の中でも注目されている機械学習エンジニアになるために必要なスキルについて、解説していきます。
本記事を読めば、機械学習エンジニアになる前の不安を解消できます。
ぜひ最後までご覧ください。
機械学習エンジニアに必要なスキル4選
それでは、具体的に機械学習エンジニアに必要なスキルをみていきましょう。
機械学習エンジニアに必要なスキルは主に4つあります。
- プログラミングスキル
- 機械学習ライブラリを扱うスキル
- 統計・数学の知識
- 英語能力
それぞれ詳しくみていきましょう。
プログラミングスキル
1つ目に必要なスキルは、プログラミングスキルです。
とくに、Python、SQLのプログラミングスキルが必要となります。
まず、Pythonのプログラミングスキルが必要な理由について述べます。
Pythonのプログラミングスキルが必要な理由は、機械学習に関するプログラムを作成するときに、Pythonを用いる場合がほとんどとなるためです。
機械学習のプログラム作成にはRを用いる場合もあります。
しかし、Pythonは機械学習用のライブラリが豊富です。
そのため、Pythonの機械学習に適した言語といえ、広く用いられています。
次に、SQLのプログラミングスキルが必要な理由について述べます。
SQLのプログラミングスキルが必要な理由は、SQLを用いたデータ処理が必要となるからです。
機械学習ではビッグデータと呼ばれる莫大なデータを処理する場合が多いです。
そのため、データの処理は手動ではなくプログラム上で行うこととなります。
この際に、SQLにて機械学習に用いるデータを処理する必要があります。
以上の理由から、PythonとSQLのプログラミングスキルが求められるのです。
機械学習ライブラリを扱うスキル
2つ目に必要なスキルは、機械学習ライブラリを扱うスキルです。
なぜなら、機械学習は専用のライブラリ用いて開発ことがほとんどだからです。
機械学習ときくと、プログラミングするのがとても難しそうだと考える方も多いと思います。
しかし、実際にはそこまで難しくありません。
なぜなら、一から作り上げるのではなく、既存のライブラリを組み替えてつくる場合が多いからです。
一般的には、「TensorFlow」や「scikit-learn」などのライブラリが知られています。
TensorFlowとは、Googleが開発・公開しているディープラーニングライブラリです。
こちらには、機械学習用の処理が多く内包されています。
そのため、複雑なネットワークの構築などをわかりやすく記述できるという特徴があります。
scikit-learnとは、Pythonが提供しているオープンソースライブラリです。
こちらには、k近傍法などの機械学習アルゴリズムが幅広く内包されています。
そのため、大量なデータを使わないでプロトタイプとして開発するさいに、手軽に実装できる特徴があります。
このように、ライブラリを使いこなして機械学習のプログラムを作成していきましょう。
統計・数学の知識
3つ目に必要なスキルは、統計・数学の知識です。
なぜなら、機械学習では、データに対して統計・数学的に処理を行うからです。
統計・数学的知識がない場合、作成したプログラムがブラックボックス化してしまいます。
また、プログラムの結果に対して、結果が妥当であるか判断ができません。
例えば、「k近傍法」というアルゴリズムについて見ていきましょう。
k近傍法とは、分類手法の1つです。
まず、与えられた学習データをベクトル空間上にプロットする演算処理が行われます。
その後、分類データを同様にベクトル空間上にプロットします。
分類データと学習データの距離をもとめて、近い順にk個選び取ります。
このk個の中で多数決を取り、分類するクラスを決定するものです。
このとき、ベクトル空間上にプロットする部分や、k個の学習データとの距離を求める部分で数学的な演算が行われています。
このように、それぞれのアルゴリズムでの演算処理を理解できる必要があります。
よって、統計・数学の知識を身に着けておきましょう。
英語能力
4つ目に必要なスキルは、英語能力です。
機械学習エンジニアは他のエンジニアよりも英語力が求められます。
なぜなら、機械学習に関する最新情報を得るためには、英語の文献を読む必要があるからです。
世界の英語人口はおよそ15億人であるのにに対して、日本語人口はおよそ1億2千人です。
そのため、英語の最新情報のほうが多く公開されています。
英語能力を鍛えることで最新情報にアクセスすることができるようになります。
そうすれば、エンジニアとしての成長スピードをあげられます。
よって、英語力も鍛えておくべきでしょう。
まとめ:必要なスキルを身に着けて機械学習エンジニアを目指そう
本日は、機械学習エンジニアに必要なスキルについてまとめました。
主に以下の4つのスキルが重要です。
- プログラミングスキル
- 機械学習ライブラリを扱うスキル
- 統計・数学の知識
- 英語能力
それぞれのスキルを身に着けて、機械学習エンジニアを目指していきましょう。