プログラミングを仕事にしたい。仕事内容、将来性、就職方法について解説

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プログラミングを仕事にしたいと志す学生は近年、ますます増加傾向にあります。
コロナウィルスの世界的な蔓延により、リモートワークがこの数年で広く普及してきたこともあり、パソコン一台で仕事を完結させることのできるプログラミングの業務は今の時代にもとてもマッチしていると言えるでしょう。

ただ、俗に言うプログラマーの仕事というのは実は多種多様であり、構築するプログラム毎に使用するプログラミング言語も異なります。
本稿では、プログラミングの仕事にはどんな種類があり、それぞれそのような業務内容になるのかを解説し、それぞれの目的によりどのプログラミング言語が必要になって来るのかを詳しく紹介していきます。

プログラマーってどんな仕事?

プログラマーとは「プログラミング言語」を用いて、コンピューターを操作するシステムやソフトウェアを開発する仕事です。
私たちの生活の上で何気なく利用している家電用品や、携帯電話などの電子機器など、電気を使って動作している製品はほぼ全てプログラミングが関係していると言えます。

プログラミング言語にはたくさんの種類があり、用途や動作手段により、最適なプログラミング言語は異なります。
一括りにプログラマーといっても扱う言語によって求められるスキルの質や知識の範囲も大きく異なって来ると言うことです。

プログラマーはIT専門の鳶職人

プログラムの目的毎に扱う言語は違えど、プログラマーは基本的にプログラムの設計図を元にコードを書くことになります。
システムやソフトウェアを用いてやりたいことをまとめて、設計図を書く業務をするのはプログラマーではありません。

例として、家を作る作業に必要な業務を置き換えるとわかりやすいかもしれません。
家の設計図を書くのは建築家の仕事であり、彼らは家のデザインを考えますが、実際に家を立てる訳ではありません。渡された設計図を見て、家を作り上げるのは鳶職人です。
家造りは建築家と鳶職人の共同作業で作られるようにITではプログラマとデザイナーやシステムエンジニアの共同作業で作り上げられます。

仕事内容は多岐に渡る

プログラマーとしての業務は多岐に渡りますが、市場価値の高い代表的な分野のみで絞ると以下の4つに分けられます。
各分野で習得すべき言語が違って来るため、全ての言語を扱える必要はありません。
プログラミングを学習して自身がどんなことがしたいのは明確におけば、自ずと自分が学習すべき分野も定められるでしょう。

  1. Webサイト
  2. ゲーム
  3. アプリケーション
  4. 組み込み(マイクロコンピューター)

それぞれの特徴を紹介していきます。

1. Webプログラマー

私たちがスマホやPCから閲覧できるWebサイトを始め、SNS、ECショップなどの構築を行います。
ユーザーの目に見える箇所、見えない箇所でそれぞれ使用する言語も違い業務内容も大きく異なります。

ユーザーの目に見える箇所をフロントエンドと呼び、サーバーや内部システム等の見えない箇所をバックエンドと呼びます。
またこの両方を統合してフルスタックと呼ばれ、両方の知識がある技術者はWebプログラマーとしてもかなり優秀です。
フロントエンド、バックエンドにそれぞれ担当を分けられて業務を行うことが基本になりますが、どちらの知識もある程度あった方がいいでしょう。

フロントエンドの構築に使用される言語はHTMLやCSSと呼ばれる言語です。
これらの言語はマークアップ言語と呼ばれ、広く認知されており、見た目のデザインを作り上げるのに使われます。
プログラミングに疎い方でも名前くらいは聞いたことはあるかもしれません。

バックエンドの構築はPHP、Ruby、Perl、Java、JavaScriptが中心となります。
これらの言語は他のプログラミングの用途でも使われることもある言語になります。

2. ゲームプログラマー

Playstation5、Nintendo Switchなどの家庭用ゲーム機や、スマートフォン用ゲームアプリ、パソコンのオンラインゲームなど、ゲームの動作させるプログラムを構築するプログラマーです。

ゲームのデザイン、ゲーム内の音楽、世界観などを構築する脚本など、様々な構想をまとめたソースコードを書くことになります。

ゲーム内のキャラクターを動かすためには3DCG等のモデリングソフトの知識や技術も必須になって来るため、プログラミングの技術だけではなく、数学や物理学、論理的思考能力なども求められます。

ゲームのプログラミングを構築するために使用するプログラミング言語は、Unity、C++、C#、JavaScript、Swift、Ruby、Objective-Cなど多岐に渡ります。

ゲームの内容や対応させるゲームエンジンにより使用するべきプログラミング言語も違って来るので、全てを網羅する必要はありません。
作りたいゲームのイメージをなるべく明確に思い浮かべ、そのゲームを構築するために必要とされる言語を学んで行けばいいでしょう。

3. アプリケーションプログラマー

パソコンやスマートフォンで使用するアプリケーション開発を行います。
パソコンやスマートフォンにインストールして使うネイティヴアプリ、ChromeやSafariなどのブラウザ上で使われるWebアプリ、また企業の売上管理等の経理作業を行うための業務アプリなどがあります。
どれも端的にいうと、パソコンに新しい機能を追加するコードを書くプログラマーです。

そのため応用的な知識や技術が求められるので、ソフトウェアやハードウェア、ネットワーク、データベースなどの幅広い知識も必要になります。

使用言語はここまで紹介してきたプログラマーの扱う言語を広く扱える必要があります。
最近のアプリ開発はパソコン、スマートフォン、タブレットなど、すべてのデバイスで同様に利用できることが当たり前になってきているので、幅広い知識が求められます。
ここで紹介した中でも最も多くの言語を複合的に理解し、扱う必要があるので、高い技術力が求められる職種になります。

4. 組込みプログラマー

電化製品や自動車、電子機器などを制御するために組み込まれているプログラムの開発を行います。
例を挙げると、洗濯機や電子レンジなどを操作するためのプログラミングであったり、エアコンやテレビの遠隔操作などの仕組みを構築します。
私たちの日常生活で利用している製品のプログラムを作るのが、組み込み系プログラマーの仕事です。
最近ではIoT(Internet of Things)の普及とともに、急速にニーズが高まっている種類のプログラマーです。

これらの動作を構築するための使用言語は、C、C++、C#、Javaなどになります。

プログラマーの将来性

プログラマーという職業の将来性についてですが、結論からいうと今後もますます需要が高まっていく職業と言えます。
職業としての寿命は大変長いと言えるでしょう。

またどの業種でプログラマーを目指すとしても、キャリアアップのステップが明確に確立されているのもこの職業の特徴です。
最初は設計図を元にコードを書く「プログラマー」から始まりますが、徐々に全体的な知識が身についていくと設計図を書き上げる「システムエンジニア」や、プロジェクト全体を監修する立場に当たる「プロジェクトリーダー」へとステップが上がっていきます。
知識や経験が蓄積されると担当できる業務の幅が確実に広がっていくので、スキルアップを実感しながらキャリアアップしていけるのはプログラマーの仕事の醍醐味と言えるでしょう。

プログラマーになるためには

プログラマーになるには専門の知識と技術、そしてプログラマーとしての実績が必要になってきます。
新卒であれば、未経験であっても面接などで人柄や他の要素で採用される可能性もありますが、知識や技術がきちんと下地にある方が間違いなく採用確率は上がります。

ここからは知識と技術の身につけ方、そして実績の作り方について解説していきます。

知識をつけたら必ず実践する

今の時代、プログラミングに関する知識や学習教材などはインターネットを使えばいくらでも見つけられます。
また書籍などでも網羅的に纏められている学習書もあるので、独学でも十分な知識を身に着けることはできるでしょう。
プログラミング学習は一定期間集中的に学んだ方が身につきやすいので継続的に自己学習を続けられるのであれば、独学でも問題ありません。

どうしても一人では難しいという方はスクールを利用するのもいいでしょう。
決して安い投資ではないですが、一定値以上のプログラミングスキルが習得できるのであれば、価値のある自己投資になると思います。

ただ独学の場合、必ず頭に入れていて欲しい事として、学んだ知識は必ず実際に試してみる事は忘れないようにしましょう。
例えばHTMLとCSSの知識をひと通り身につけたら、実際にホームページを作ってみましょう。
最初はテンプレートを土台にコードを少し変更するだけでもいいので、とにかく身に付いた知識は忘れないうちに実践する事です。
実践する事で少しずつですが、確実に自分の技術として身に付いていきます。
技術が身につく事で自信もついて来るので、学習と実践は必ずセットで取り組みましょう。

実績は学生であっても作れる

ある程度プログラミング学習を行った後は、実績を作っていきましょう。
この実績というのは必ずしも、企業や個人事業主からお金を頂いて引き受けた案件である必要はありません。
あなたが学習した知識が活かせる案件を想定して、プログラミングで制作物を作り上げればいいのです。
自分自身を紹介するホームページや、自分のこれまでの作品を掲載したポートフォリオサイトなどを作ればそのサイト自体も立派な実績と呼べます。

プログラミングを用いて自分がやりたいことを考えて、それをするために必要な知識を一通り身につけたらどんどん実際にコードを書いて公表していくことです。
その繰り返しが自身の実績にもなり、企業への面接の際も有利に働きますので、学生であっても自主的に行動をしていくことがプログラマーになるための一番の近道と言えます。

まとめ

プログラミングを用いた仕事は本当に多種多様です。
それぞれの分野で使われるプログラミング言語も異なってくる為、まずはあなたがプログラミングを用いて将来やりたい事を考えましょう。

方向性を一度定めれば、どのプログラミング言語を学習して、どのような制作物を作っていくべきかが見えてきます。

就職活動において企業の行っている事のリサーチや面接の対策ももちろん重要ですが、プログラマーになるためにはプログラミングを書く実力も必要です。
しっかりと学習して、学んだ知識を用いてあなたが作りたい作品を作っていきましょう。
そうする事でプログラマーとして働く自分の像が明確に見えてくるでしょう。

特にプログラミングの仕事は自分自身が楽しいと思えないと長期的に続けるのは難しい仕事です。
自分自身が学習して楽しいと思える言語を見つけて、その言語の学習をぜひ楽しんでください。

意欲的にスキルアップを目指し、あなたがやりたいプログラミングの仕事につける事を願っています。

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