一言でプログラミング言語といっても、世の中には様々な言語が存在します。
「どのプログラミング言語を専門にしてエンジニアになろうか迷っている」このように考えている方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめなのが「Pythonエンジニア」です。
本記事ではPythonエンジニアの現時点での需要や、将来性について解説していきます。
どのプログラミング言語を専門にするか悩んでいる方、ぜひ参考にしてみて下さい。
お品書き
Pythonエンジニアの需要は高い
現在、Pythonエンジニアの需要は高いといわれていますが、その理由は3つ考えられます。
- 人気のプログラミング言語ランキング2位
- 開発案件が豊富
- Pythonエンジニアの数が少ない
それぞれの理由について解説していきます。
人気プログラミング言語ランキング2位
プログラミング言語の人気ランキングを集計するサイト「TIOBE」によると、2021年8月現在、Pythonは2番目に人気の言語です。
ちなみに1位の言語はC言語のため、インタプリタ型の言語で一番人気はPythonということになります。
この集計結果から、今時点でPythonは世界的に学習者が多い言語ということが分かります。
学習者が多い分言語に対するアップデートが盛んで、言語のバグやエラーが対処されやすい環境が整っているといえます。
そのため安全性が高く、システム開発にPythonが利用されやすいためエンジニアも必要となるのです。
開発案件が豊富
Pythonの開発案件は豊富です。
フリーランスITエンジニア向けの求人サイト「[フリーランススタート]()」の求人を調べたところ、2021年8月現在、Pythonの求人案件数は4917件です。
一方、C言語の求人案件数は2107件、HTML5の求人案件数は1567件となっています。
ここからも、Pythonエンジニアの需要が高いことが伺えます。
Pythonエンジニアの数が少ない
世界的に見てPythonは人気のプログラミング言語ですが、日本国内ではまだまだPythonエンジニアの数が足りていません。
Pythonは今話題の、AIや機械学習に非常に向いている言語です。
現在伸び続けている分野に関わらず、エンジニア数が圧倒的に足りないのでPythonエンジニアの需要は高まり続けています。
Pythonエンジニアは将来性がある仕事
Pythonエンジニアは3つの理由から、将来性がある仕事といえます。
- 人工知能の開発需要の拡大
- データサイエンティストの需要の拡大
- Web系サービスの開発
それぞれの理由について、解説していきます。
人工知能の開発需要の拡大
Pythonは人工知能やAIといった機械学習に強いプログラミング言語です。
数値計算のTensorFlowや機械学習ライブラリのscikit-learnといった、機械学習の分野に通ずるライブラリが非常に充実しています。
事実、海外では機械学習系の開発にPythonを用いる事例が多く、Pythonの需要拡大は留まることを知りません。
人工知能の研究は国内外問わず研究が拡大している分野であるため、今後さらにPythonエンジニアが必要になることが予想されます。
データサイエンティストの需要の拡大
データサイエンティストとは、統計データを分析し、導き出した結果をビジネスに活かす職業です。
現代のITビジネスにおいて「ビッグデータ」を分析することは、非常に重要な意味を持ちます。
Googleがユーザに合わせて広告を変えるように、ビッグデータを利用することで顧客に合わせたより戦略的なビジネスを展開することができるのです。
そういった背景もあり、ビッグデータ等、統計データを解析できるデータサイエンティストの需要は年々拡大していっています。
Pythonはデータサイエンスの標準的なプログラミング言語です。
Pythonを学習すると共にデータサイエンスも学習することで、より将来性のあるエンジニアとなれるでしょう。
Web系サービスの開発もできる
Pythonの特徴として、汎用性の高さが挙げられます。
Pythonは機械学習やデータサイエンスの分野に強いですが、その汎用性の高さからWeb系サービスの開発も行うことができます。
Pythonはインタプリタ型のプログラミング言語です。
Web系サービスが次々と立ち上げる今、インタプリタ型の特徴である開発速度の速さと、コストパフォーマンスの高さは重宝されます。
こういったことからも、Pythonの将来性は高いといえます。
Pythonエンジニアの年収
最後にPythonエンジニアの年収について紹介します。
求人サイトの「indeed」を見てみると、2021年8月現在、Pythonエンジニアは平均して年収600万円ほどで求人が出されています。
転職サイトの「doda」によると、2019年9月~2020年8月間のSE/プログラマの平均年収は417万円となっています。
このことから、Pythonエンジニアは他言語のエンジニアと比べて給与が高い傾向にあることが分かります。
Pythonエンジニアの年収が高い理由として考えられることは、需要・将来性の高さと先述した通りです。
さらにPythonを使ったシステム構築に限らず、データサイエンスやAIに関する知識を深めることで、さらに年収を増やすことも可能でしょう。
現時点で未経験からエンジニアを目指す場合、Pythonは学習難易度も低く収入も見込めるため、Pythonを学習することをおすすめします。
まとめ
Pythonは需要が高く、将来性も見込まれるプログラミング言語であることが分かりました。
またPythonの実装能力に加え、データサイエンスや機械学習といった知識を深めることで、さらなる年収アップを見込めます。
今話題の分野に強いPython、興味がある方はぜひ勉強してみて下さい!