侍エンジニア塾がやばいというのは本当?
こんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
侍エンジニア塾は過去に炎上したこともあるので、余計に気になりますよね。
結論から言うとやばいと感じる部分はたしかにありますが、いい面もあります。
ただ、やばいという評判の中には「侍エンジニア塾に限った話ではなく、プログラミングスクールそのものとの向き合い方に問題がある」というものも。
この記事では、侍エンジニア塾はやばいと言われる理由といい面、プログラミングスクールとの向き合い方について解説します。
お品書き
侍エンジニア塾がやばいと言われる理由
侍エンジニア塾がやばいと言われる理由は様々ですが、特に重要な3つをピックアップして紹介します。
- 料金が高い
- 講師の質に差がある
- 幻想を抱きやすい
理由①:料金が高い
1つ目は「料金が高い」ことです。
侍エンジニア塾には、
- デビューコース(初心者向け)
- エキスパートコース(アプリ開発)
- AIコース
- 転職コース
- Webデザインコース
- フリーランスコース
の6つのコースがあります。
他社と比較するために、特に人気のあるプランを3つピックアップしました(すべて税込)。
- デビューコース 4週間プラン:68,000円
- エキスパートコース 12週間プラン:380,000円
- フリーランスコース 24週間プラン:759,810円
※全てのコースで学割あり
そして、他社の有名なプログラミングスクールの料金は以下の通りです(すべて税込)。
- テックアカデミー 12週間プラン:309,000円
- テックキャンプ オンラインプラン(600時間):657,800円
- Code Camp 6か月プラン:330,000円
……侍エンジニア塾がいかに割高かがわかりますね。
理由②:講師の質に差がある
2つ目は「講師の質」です。
先ほど紹介したように高額なので「質がいいんだろうな」と感じた人も多いでしょう。
しかし、質がいいという人もいれば、悪いという人もいました。
ただ、人間には多かれ少なかれ相性はあります。
侍エンジニア塾の講師はプロのエンジニアなため、技術的な能力は申し分ないでしょう(教えるのがうまいかは別として)。
理由③:幻想を抱きやすい
3つ目は「幻想を抱きやすい」ことです。
「侍エンジニア塾がやばい」と言われるのは『誇張した表現によって、自分でもできると思わせる』ことではないでしょうか。
例えばフリーランスコースでは「24週間で5~10万円程度の収入獲得」といった売り文句があります。
この文章をみて「半年である程度稼げて、1年で20代の月収くらいは稼げるようになる」といった想像をした人も多いでしょう。
しかし、現実はそう甘くありません。
いつの日かエンジニアの現実を知った瞬間に「やばい」と感じてしまいます。
侍エンジニア塾はやばいと一概には言えない
とはいえ、侍エンジニア塾はやばいと一概には言えません。
以下の2つのメリットを紹介します。
- オリジナルサービスを作れる
- マンツーマンレッスンを受けられる
①:オリジナルサービスを作れる
1つ目は「オリジナルサービスを作れる」ことです。
ほとんどのプログラミングスクールでは、練習で開発したサイトやアプリを実績として使うことができません。
しかし、侍エンジニア塾はオリジナルサービスの開発に多くの時間を割いているだけでなく、実績としても使えます。
完成するまでの道のりは確かに長いですが、完成したら大きな自信につながりますよね。
また、侍エンジニア塾ではポートフォリオを作ることもできます。
フリーランスの案件獲得はもちろん、就職や転職にも役立ちますよ!
②:マンツーマンレッスンを受けられる
2つ目は「マンツーマンレッスンを受けられる」ことです。
侍エンジニア塾では、入学から卒業まで専属講師がついて指導してくれます。
マンツーマンで指導を受けるメリットは以下の通り。
- 学習のモチベーションを維持しやすい
- わからないときにすぐ質問できる
- 個人で稼ぐスキルやノウハウを近くで学べる
特に「すぐ質問できる」ことの評判がよく
- Slackでその日中に答えてくれる
- 時には画面を共有しながら答えてくれる
- オフラインだと仕事さばきなど細かい気づきも得られる
などの声が見られました。
本当に侍エンジニア塾だけがやばいのか
ここまで紹介した侍エンジニア塾ですが、やばいと感じる面があるのは否めません。
しかし、現役フリーランスの私から見ると「侍エンジニア塾が」というよりは、「プログラミングスクール全般」に言えると考えています。
- ここで学んでカウンセリングを受けたら絶対就職できる
- このコースさえマスターしたらフリーランスになれる
- この言語の講座を終えたらがっぽり稼げるようになる
……ちょっと待ってください。
たしかに24週間でフリーランスになって、すぐに生活できるだけのお金を稼いでいる人はゼロとは言えないでしょう。
しかし、それだけで生活する人が多ければ今頃エンジニア不足にはなっていませんし、路頭に迷う駆け出しエンジニアも少ないです。
(駆け出しエンジニアが何なのか気になる方は、駆け出しエンジニアが気持ち悪いと言われる理由!対策と合わせて解説の記事をご覧ください)
私は「プログラミングスクールに期待しすぎな人が多い」と考えています。
プログラミングスクールが
- 転職や就職を保証する場所
- フリーランスで絶対食べていけるようにする場所
というのは幻想です。
アナウンサーでもいきなりフリーになるのではなく、養成学校に通い、テレビ局のアナウンサーとして活躍してから独立しますよね。
エンジニアでも同じで、いきなりフリーランスになれるほど甘い世界ではありません。
- プログラミング始めたいから最初はスクールで学ぼう
- 新しい言語を身につけて、仕事の幅を広げよう
- フリーランスを考えているから、案件獲得の仕方を教わろう
上記のように、技術の習得やスキルアップ考えている人からみると、プログラミングスクールは「価値があるもの」と感じるでしょう。
まとめ
この記事では、侍エンジニア塾がやばいと感じる理由といい面、プログラミングスクールとの向き合い方について解説しました。
たしかに、侍エンジニア塾は
- 料金が高い
- 講師の質に差がある
- 幻想を抱きやすい
といったやばい点があります。
一方で
- オリジナルサービスを作れる
- マンツーマンレッスンを受けられる
というメリットもあり、一概に「やばい」とはいえません。
そして、侍エンジニア塾がやばいと言われる理由の中には「プログラミングスクールへの高望み」が原因なものもあります。
侍エンジニア塾を選ぶにしろ選ばないにしろ、プログラミングスクールに対する期待感を見直したり、他社と比較したりしながら悔いのない選択をしましょう。
この記事が、プログラミングを学びたいあなたの参考になれば幸いです。